福祉特別講座を開催しました!

6月17日に1年生福祉探究コースを対象に伊達市霊山町にある「特別養護老人ホーム 孝の郷」の氏家様、羽染様による福祉特別講座を開催致しました。

「コミュニケーション」と「車イスの仕組み」をテーマに授業を行っていただきました。

「コミュニケーション」では、自分の意思を相手に伝える際の言葉の大切さを教えていただきました。コミュニケーションといっても言葉のキャッチボールが成り立たないと自分が伝えたい内容を相手に届けることは不可能であり、当たり前のことと人は理解しているつもりではあるけれども一度見直してみると実際には出来ていないこともあるという真理を学ぶことが出来ました。実技の時間で、答えの絵を持っている人が言葉だけで絵の構図を伝えてその絵の通りに描けるように説明するコーナーを行っていただき、絵の特徴や位置を一生懸命伝えても中々伝わりきらない部分があることを実感しました。人とのコミュニケーションは実際に対面して直接会話をすることの大切さを学びました。

「車イスの仕組み」では、車椅子の機能を生徒達が自ら探して、なぜ色々な機能が備わっているのかを教えていただきました。介護する際に使用する車イスが足の不自由な方にとっては生きていく上で欠かせない大事なものであることを体感しました。車イスを操作・乗車した際に教室の出入口の小さな段差を一人で乗り越えようとするととても大変で、前輪が引っかかり前に進めないことを体験し、日常生活では気にはしていなかった部分が車イスの方にとってはとても大きな部分となることを学びました。

福祉特別講では、福祉に関連する大きな学びを得ることが出来、これからの福祉の授業に繋げて参ります。

今回、大変お忙しい中、福祉特別講座を行っていただいた氏家様、羽染様に心より御礼申し上げます。