野球部「2024 秋」東北大会7年ぶり2回目の優勝!青森山田高校に逆転勝利!神宮大会出場!

本校野球部が第77回秋季東北地区高等学校野球大会において見事7年ぶり2回目の優勝を飾りました!

10月20日(日)にヨークいわきスタジアムで開催された決勝戦、先発は今日も大嶋哲平君。県大会の不調から復調し、この東北大会ではスターターとして見事な投球をする「左のエース」。一方青森山田は3人の全国レベルの投手を継投でつぎ込んでくるスタイルです。

試合は初回表、三者凡退で聖光学院が攻撃を終えると、その裏青森山田の先制攻撃を受けます。二死後、3番・4番打者に連続ヒットを放たれると、5番打者は四球となって二死満塁となり、ここで6番打者にセンター前タイムリーを放たれ2点を失います。

しかし聖光打線は2回表、先頭の主将竹内啓汰君がセンター前ヒットで反撃の狼煙をあげると、続く今日5番の坂元壱君がレフト線へのヒットで続き、さらにワイルドピッチで無死二・三塁のチャンスを迎えます。ここで6番の石澤琉聖君のセカンドゴロで1点を返すと、7番仁平太智君の打席でセーフティスクイズのサイン。しかし、三塁走者の坂元君がスクイズと勘違いしホームへ突入、チャンスは潰えたかに思えました。しかし、捕手が三塁に送球したのを見た坂元君は機転を利かして本塁へ再突入。これが間一髪セーフとなって同点に追いつきます。

スコアをタイに戻した聖光学院大嶋君は、ここからギアチェンジ。丁寧にコーナーを突き、緩急をつけながら青森山田打線を翻弄していきます。2回から7回まで被安打は2と試合を作ります。

そして7回表、聖光学院がついに勝ち越し点を奪います。先頭の大嶋君が絶妙のセーフティバントを決めると、一死二塁として2番猪俣陽向君がセカンドのグラブを弾く強烈なライナーを放ってヒットで繋ぎ一・三塁とすると、ここで3番菊地政善君が初球の変化球を叩いて三遊間を破るレフト前タイムリーヒットを放ち、貴重な追加点を挙げます。

このまま逃げ切りたい聖光学院でしたが、さすが選抜8強、選手権4強の選手を数多く残す青森山田打線は、8回二死から連打を放たれると、聖光ベンチはここで聖光の「守護神」管野蓮君を投入します。管野君は次打者に四球を与えて二死満塁とすると、迎えた7番打者の初球にインコースのストレートを選択。これが打者の身体にあたって誰もが同点、と思った瞬間、球審は打者がボールあたりに行っていると判断、ワンボールとなって試合は再開します。

絶体絶命のピンチが続きますが、ここで聖光学院にビックプレーが飛び出します。三塁走者のリードが大きいと判断した三塁手の猪俣君が牽制のサインを出すと、これが見事にはまって三塁走者をタッチアウトにして、ピンチ脱出に成功します。

そして9回裏も二死二塁のピンチを迎えますが、管野君が青森山田の反撃を振り切り、聖光学院は秋季東北大会7年ぶり2回目の優勝を達成しました。

素晴らしい粘り、集中力。高い「チーム力」で東北地区の強豪校を下しての見事な優勝。聖光学院の2回目の明治神宮大会出場を決めました。また、来春の選抜高校野球大会にも選出が濃厚とされており、今後の野球部の活躍が見逃せません。

皆様、今大会におけるご声援、誠にありがとうございました。今後もよろしくお願い致します!