選抜甲子園1回戦 死闘制してサヨナラ劇勝!

本日阪神甲子園球場で開催された第97回選抜高等学校野球大会の1回戦は、静岡県の常葉大菊川高校と対戦し、延長12回の激戦を制して2回戦進出を果たし、また節目の甲子園通算30勝目を挙げました。

聖光学院の先発は今大会エースナンバーの大嶋哲平。昨年東北大会4試合すべてで先発した左腕で、この日に合わせて調子を上げてきました。大嶋は初回から切れのあるボールと絶妙のコントロールで強打の常葉大菊川打線を翻弄します。初回を三者凡退で抑える好スタートを切ると、4回まで内野安打1本に抑え、打線の援護を待ちます。

しかし、相手先発の大村昴輝投手も緩急を使って聖光学院打線になかなか自分のスイングをさせてくれません。しかし、5回に主将の竹内啓汰選手と仁平大智選手のセンター前ヒットでチャンスを作りますが、後続が断たれて無得点に終わります。

その後も両投手の投げ合いで試合は進み、両チームスコアレスで延長タイブレークとなります。

10回表常葉大菊川の攻撃では、一死二・三塁から5番打者の今泉琥右蔵君の捉えたあたりを中堅手の竹内君が好捕。しかし三塁走者がタッチアップしてホーム突入。竹内君も見事なバックホームをしますが、間一髪セーフとなって、1点を失います。さらにセンター前タイムリーを放たれて2点差となり、10回裏の攻撃を迎えます。

無死一・二塁から8番の仁平選手が送りバントをしっかり決めると、これまで好投を続けていた大嶋投手に代わって、代打は横山孝侑選手。横山選手は初球から果敢に振っていきますが、大村投手の決め球チェンジアップにバットが空を切り、三振に倒れて窮地に追い込まれます。しかし、続く途中出場の鈴木来夢選手が四球を選んで満塁となります。ここで打席は2番猪俣陽向選手。その初球、相手投手がボークを犯して1点を返すと、猪俣選手はアウトコースの変化球を見事に捉えてライト前ヒットを放って土壇場で同点に追いつきます!

11回表も犠牲フライで1点を失いますが、その裏途中出場の芳賀巧選手が左中間にタイムリーヒットを放って再び同点に追いつきます。

そして12回。11回から登板したストッパーの管野蓮投手が、先頭打者を外野フライ、次打者を併殺打に打ち取り無得点に抑えると、その裏先頭打者の管野君がバスターでライト前ヒットを放ちますが、常葉大菊川右翼手の好返球でホームタッチアウト。1点を巡る攻防に、甲子園球場が沸き返ります。そして一死一・三塁から鈴木来夢君が犠牲フライ!三走仁平君が本塁へ突入し、見事なサヨナラ勝利となりました!

一球を巡る攻防、両チーム選手のハイレベルの守備、甲子園球場がどよめきに包まれたこの試合ですが、聖光スタンドからは約50名のブラスバンドの大きな演奏をお気づきになられたでしょうか!実は伊達市の中学校から友情応援を募ったところ、40名近い中学生が応募し、この大甲子園で演奏してくれていました。本当にありがとうございます!間違いなく、この勝利は、大応援団のおかげです!感謝、感謝です。

次戦は3月25日(火)第二試合11時30分試合開始で、名門早稲田実業と対戦します。皆様、ご声援よろしくお願い致します!