野球部「2021秋 県北予選」決勝戦は主戦が15奪三振の好投で優勝!

本日信夫ヶ丘球場で開催された第73回秋季東北地区高等学校野球福島県大会県北支部予選の決勝戦は、学法福島高校と対戦し4対3で勝利、12年ぶり13回目の優勝を飾りました。

試合は両投手の投げ合いで、ロースコアの接戦となります。聖光打線は3回二死まで5三振を喫する苦しい立ち上がり。相手の変則投手に中々タイミングが合いません。それでも3回二死から1番赤堀颯君が左中間を深々と破る二塁打を放つと、今日2番の伊藤遥喜君がレフト前タイムリーを放ち先制点を挙げます。

一方先発の佐山未來君は絶好調。全く学法福島打線を寄せ付けません。しかし、7回に試合は動きます。

二死一・二塁から、佐山君は相手打者を完璧に打ち取りますが、打球はセーフティバントのような弱い打球に。これを佐山君が捕球して一塁へ送球しますが、ボールが手につかず、一塁へ大暴投。しかもカバーに入ったライトがぬかるんだファールグランドで足をとられて転倒。一塁走者が長駆ホームインし、逆転を許します。

一気に試合のボルテージが上がりますが、聖光学院はすぐさま反撃開始。先頭の7番安田淳平君がライト前ヒットを放ち出塁すると、盗塁を決めて無死二塁のと同点のチャンス。ここで、ベンチは三好元気君を代打に起用すると、追い込まれてからファールで粘ったあと、見事に右中間を破る同点のタイムリー三塁打。続く9番佐山君がきっちりと犠牲フライを放ち、逆転に成功します。

8回にも嶋田怜真君のタイムリーで1点を追加し、このまま試合は終わるかと思われましたが、9回に大ピンチを迎えます。

一死から安打を許すと、5番打者に左中間へ三塁打を放たれ1点差、次打者の2球目にスライダーで空振りをとりますが、このショートバウンドのボールを山浅龍之介君が後逸します。三塁走者がホーム生還を期して突入します。しかし山浅君が俊敏な動きでボールを拾うと、ベースカバーの佐山君に送球、間一髪アウトのジャッジで試合終了となりました。

佐山君は3失点しましたが、被安打5、奪三振15個と圧巻の投球内容でチームを牽引。打線も最終的に10安打を放ち、接戦をものにしました。

12年ぶりに出場した県北支部大会で、見事優勝した新生聖光学院は、15日から始まる県大会に第1代表として出場します。

皆様、ご声援宜しくお願い致します!