本日石巻市民球場で行われた第74回秋季東北地区高等学校野球大会準々決勝は、秋田県第一代表の能代松陽高校と対戦しました。

先攻の聖光学院は、一死後2番生田目陽君がセンター前ヒットで出塁すると、3番山浅龍之介君が四球を選び、4番三好元気君が死球をもらって初回から満塁の大チャンス。ここで迎えるのは5番安田淳平君。安田君はこのチャンスに見事レフト前ヒットを放って2点を先制します。続く6番嶋田怜真君もライト前に運んでさらに1点を追加、3点を挙げる猛攻で試合の主導権を握ります。

聖光学院は2回にも先頭の赤堀颯君がセンターオーバーの三塁打で出塁すると、2番生田目君のショートゴロで赤堀君が生還してまず1点。続く山浅君が一塁線を破る二塁打を放つと、4番三好君がライト前タイムリーを放ち、さらに安田君が今度は三塁線に絶妙なセーフティバントを決めチャンスを拡大します。ここで1打席目でタイムリーを放った嶋田君のレフトフェンス直撃の二塁打でこの回3点目。なおも二・三塁のチャンスから、二死後8番高中一樹君がレフトオーバーの三塁打を放ってこの回一挙5点を追加します。

2回を終わってなんと8対0という思いがけない展開。しかし、3回裏に大ピンチを迎えます。無死から連続ヒットを許すと、続く一番打者に四球を出し、無死満塁に。先発の佐山未来君は2番打者を三振に斬ってとりますが、3番打者にフルカウントから押し出しの四球を出し、1点を献上します。なおも長打が出ると一気に展開が変わる状況でしたが、エース佐山君が踏ん張ります。佐山君は次の4番打者をショートゴロ併殺打に打ち取り、このピンチを脱します。

試合は8対1のまま、5回まで進みます。この回先頭打者の佐山君は、3球目を三塁線に絶妙のセーフティバントを決め無死一塁とすると、1番赤堀君がショート強襲の内野安打でつなぎ、生田目君がきっちり送ると、二死後連続四球で押し出しの1点を奪います。そして今日大当たりの島田君がレフトオーバーの二塁打でさらに2点、7番伊藤遥喜君にもタイムリーが飛び出し、この回も一挙5点、合計13点の大量リードとします。

5回裏は代わった小林剛介君が3人でピシャリと抑えて5回コールドゲーム。先発全員安打のおまけ付きで、これまで得点不足に喘いだ打線の爆発で、東北大会ベスト4進出を決めました。

明日はファイナル進出をかけ、青森の第1代表青森山田高校と対戦します。好左腕を擁する強敵相手。何とか接戦に持ち込み、勝利してもらいたいものですね。

皆様、明日もご声援宜しくお願い致します！