野球部「2021 秋季県大会」3年ぶり15度目V果たす!

本日白河グリーンスタジアムで開催された第73回秋季東北地区高等学校野球福島県大会の決勝戦は、東日本国際大学昌平高校と対戦し、3対1で勝利を収め3年ぶり15度目の優勝を果たしました!

聖光学院の先発は1 年生の小松桜吏君。小松君は先頭打者に安打を許し、2番打者の投前の送りバントを一塁へなんと悪送球。3番打者に送りバントを決められ、ニ・三塁のピンチを招き、4番打者にタイムリーを放たれてあっさりと1点を先攻されてしまいます。しかし、なおも一死ニ・三塁のピンチから小松君が踏ん張ります。続く5番打者を見逃し三振に切ってとると、6番打者をライトフライに打ち取りピンチを脱します。ここを1失点で凌いだことが、その後の試合展開に大きな影響を及ぼします。

一方聖光打線は今日も苦しみます。相手先発の140km/h超右腕からチャンスを作るものの決定打が出ず、3回・4回と連続の満塁のチャンスを押し出しの1点のみの得点しか奪えず、試合は同点のまま進みます。

そして今日のポイントとなったのは投手の継投でした。先発の小松君は2回・3回を無失点に抑えますが、4回から左腕の椎野華蓮君を投入。5回に四球から一死ニ塁となると、地区予選で完全試合(参考記録)を達成した左腕小林剛介君にスイッチ。小林剛君は次打者にレフト前ヒットを放たれ、一・三塁のピンチを招きますが、4番打者をセカンドフライに打ち取り、続く5番打者もショートゴロに抑えてピンチを脱します。

それ以後小林剛君は抜群の制球力と緩急自在の投球で6回からの3イニングをパーフェクトピッチング。聖光打線も相手2番手投手からヒットを奪えず、試合は膠着状態のまま、8回裏を迎えます。

先頭打者の生田目陽君が倒れるものの、3番の山浅龍之介君が追い込まれてからのインコースのストレートをライト線へ運ぶ二塁打を放つと、4番の嶋田怜真君のショートゴロが失策を誘い、一死一・三塁の大チャンス。しかし期待の5番安田淳平君がピッチャーゴロに倒れ、二死一・三塁に。ここで迎えるのはここまでチームの危機を幾度も救ってきた1年生の三好元気君。三好君は追い込まれながらファールで粘りに粘り、7球目に一塁走者の安田君がニ盗を成功させると、迎えた9球目に見事なライト前ヒットを放ち、三走山浅君、ニ走安田君が相次いでホームインし、ついに、ついに勝ち越しに成功します。

聖光ベンチは、優勝のかかった9回のマウンドに、絶対的エースの佐山未來君を送り出します。ここまでゲームを作ってきた3投手の想いを受け、佐山君は全力投球。先頭打者には三塁線を破ろうかという痛烈な当たりを、生田目君が横っ飛びで好捕し、一塁送球も素晴らしく、まず一死。次打者には四球を出すものの、続く8番打者を三振に切ってとり、最後の代打の打者をレフトフライに打ちとって、見事に3年ぶり15度目の優勝を飾りました。

6試合中4試合が逆転勝利と、粘り強さと堅実な守備を武器に優勝を果たした聖光学院。福島県第一代表として10月20日から宮城県で開催される秋季東北地区大会に出場します。

皆様、今大会に頂いたご声援、誠にありがとうございます。引き続き宜しくお願い致します!