本日宇都宮市の清原球場で開催された第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」の決勝戦は、大阪桐蔭高校と対戦して1対5で敗れ、惜しくも準優勝となりました。

聖光学院は初回、大阪桐蔭のエース川原嗣貴君に対し、先頭の赤堀颯君が四球を選び出塁します。赤堀君はこれで今年行われた全国大会の初回先頭打者としてすべて出塁する驚異的な記録を樹立。なんと選抜の二松学舎大付戦から10試合連続の出塁をします（本塁打含む）。続く髙中一樹君がしっかり送って一死二塁とすると、3番安田淳平君のセカンドゴロで二死三塁とし、4番三好元気君も四球を選び初回から大チャンスを作りますが、5番山浅龍之介君が投手ゴロに終わり、チャンスを生かせません。

その裏、先発の佐山君は、大阪桐蔭の先頭打者伊藤櫂人君にセンター前ヒットを放たれると、一死後松尾汐恩君にレフト前ヒットで繋がれて一死一・二塁のピンチ。二死後迎えた海老根優大君選手に佐山君が投じたアウトコース低目のベストボールをセンターオーバーフェンス直撃の二塁打を放たれて2失点、さらに6番田井志門選手にライト前へ運ばれて初回から3失点してしまいます。

2回裏にも犠牲フライで1点を失った佐山君ですが、3回以降は緩急自在の投球で松尾選手に放たれた本塁打の1点のみに抑える好投。序盤の失点が悔やまれますが、存分にその力を発揮し存在感を示しました。

打線は大阪桐蔭と同じ9安打を放ちながらも3回に三好元気君のタイムリーで挙げた1点のみに終わり、悔しい結果になりましたが、国体準優勝という見事な成績となりました。

赤堀主将を中心に数々の偉業を成し遂げ、聖光学院の歴史を塗り替えてきた59期生。全国大会の勝ち星は7勝を数え、日大三、横浜、敦賀気比、仙台育英、そして大阪桐蔭と大舞台で繰り広げた激闘は、これからの聖光学院にとって貴重な財産となるはずです。

皆様、この1年間本当にご声援ありがとうございました。今後も温かいご声援をよろしくお願い致します。

最後に、日本で一番長い高校野球生活を終えた59期生。本当に有難うございました！