本日宇都宮市の清原球場で開催された第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」準決勝は、地元國學院栃木高校と対戦して3対0と完封勝利をあげました！

聖光学院の先発は夏の甲子園初戦の日大三高戦で先発して好投した左腕小林剛介君。小林剛君は初回先頭打者にレフト前ヒットを放たれピンチを迎えます。しかし、得意の牽制球で一塁走者を刺すと、ここから小林剛君の快投劇がスタートします。小林剛君は後続を三振とセカンドゴロで断つと、2回は三者凡退、3回は無死一・二塁のピンチを招きますが、ここを無失点で凌ぎます。

何とか小林剛君を援護したい聖光学院打線は、3回裏一死から小林剛君が三塁線を破るレフト前ヒットで出塁すると、続く一番赤堀颯君が死球で出塁してチャンスを広げます。ここで迎えるは新チームで主将に任命された髙中一樹君。髙中一樹君は1ボールから2球目のストレートを捉えると、これがセンター前ヒットに！見事な先制タイムリーヒットとなります！

さらに6回裏、赤堀颯君がセンター前ヒットで出塁すると、髙中君がしっかり送って一死二塁。3番安田淳平君は三振に倒れますが、迎えた三好元気君は追い込まれてからの4球目をジャストミート！ツーランホームランか！と思われた打球はレフトフェンス直撃となりますがわずかにファール・・・しかし三好君は次のアウトコースのスライダーにヘッドを合わせてライト前に！二走赤堀君が本塁へ突入して間一髪セーフ！貴重な追加点を挙げます。

7回にも二死満塁から髙中君がしぶとくセンター前ヒットに運んで3点目を奪った聖光学院。髙中・三好の2年生コンビが全打点を挙げる活躍で主導権を握ります。

こうなると注目は先発の小林剛君の投球。その小林剛君は4回以降許したヒットは内野安打2本に抑える素晴らしい投球を披露。結局9回を投げて被安打4、奪三振2、無四球と見事な打たせる投球で、全国大会である国体の準決勝で見事な完封劇。自身で「高校最高のピッチング」と認める快投で、チームを初の全国大会決勝の舞台へ導きました！

打線も好投手盛永智也君からコツコツ単打のみの10安打を放つ粘り強い打撃で戦い抜き、明後日5日についに大阪桐蔭と対戦、しかも決勝戦を戦います！

「全国で一番長い現役選手」となることが決定した赤堀颯主将を中心とする59期生。その最後の勇姿に、皆様ぜひご声援を頂きますよう、よろしくお願い致します！