郡山市のヨーク開成山球場で開催された第104回全国高等学校野球選手権福島大会の準々決勝は、日大東北高校と対戦、約3時間の激闘を制してベスト4進出を決めました。

聖光学院は初回裏、先頭の赤堀颯君が四球を選び、髙中一樹君が送ると続く3番安田淳平君がセンター前ヒットで繋ぎ一死一・三塁のチャンスを作りますが、4番三好元気君、5番山浅龍之介君が連続三振を喫し、先制のチャンスを逸します。

先発の佐山未來君は2回・3回とスコアリングポジションに走者を背負う我慢の投球、しかし4回二死二塁から9番打者にセンター前ヒットを放たれ1点を失うと、1番打者には二塁打、2番打者にはセンター前ヒットと連続タイムリーで一挙3点をとられてしまいます。

これまで数々の激闘を演じてきた日大東北戦、今年は3点ビハインドの展開となりました。しかし聖光打線はその裏、先頭の4番三好君がレフト前ヒットで出塁すると、続く山浅君がセンター前ヒット、6番狩野泰輝君が四球を選び無死満塁のチャンスを作ります。

ここで日大東北ベンチは先発白石投手から2番手堀米涼投手にスイッチ。ここで7番伊藤遥喜君が5球ファールで粘り、フルカウントからセンター前へ追撃のタイムリー。一死後佐山君は押し出しの四球を選び1点差とすると、1番主将の赤堀君がこれもファールで5球粘り、フルカウントからレフト前へ逆転2点タイムリーを放ってこの回4点を奪います。

続く5回にも二死から伊藤君、生田目陽君、佐山君、赤堀君の4連打で3点を挙げると、6回には連続スクイズで2点を奪うしたたかな野球で日大東北を突き放すと、打線が逆転した後はテンポのいい投球で3イニングを9人で打ちとる投球を披露。8回からは小林剛介君が登板し、9回は無死満塁のピンチを招き2失点しますが、結局9対5で日大東北を退け、ベスト4進出を決めました。

準決勝は26日(火)に、いわき光洋高校と東日本国際大昌平高校の勝者と対戦します。皆様、ご声援よろしくお願いいたします！