野球部「2022 夏」甲子園日記 8月2日

甲子園日記(8月2日)

 

今日の練習は兵庫県の私立高校のグラウンドをお借りしました。ここの監督の息子さんが本校野球部のOBであり、そのご縁で今回の借用となりました。基本的に本校は勧誘活動をしていません。年間で中学生の試合を観に行くこともほぼなく、様々なご縁の中で「聖光学院で野球をしたい」という選手で勝負しています。高校3年間、どこに行っても楽な高校野球はありませんし、聖光学院に来てもみんなが「本気」で活動していますから、決して楽ではないと思います。もちろん甲子園に行くことも約束はできません。しかし、3年間をやり通し、卒業するときには「聖光を選んで良かった!」と絶対に後悔させない自信がある、それが我々スタッフの信念です。聖光野球部は、これからも「縁」を大切にしていきたいと思っています。

さて、今日の練習は実戦を多く行いました。走者を想定し、試合形式のいわゆるシートバッティングです。決勝戦が27日。もう6日前です。夏の甲子園前は練習試合ができないので、この実践感覚が非常に重要です。ともすれば、県大会と甲子園大会が全く別の大会になってしまう、といった感覚をもったこともあり、とにかく短い練習時間の中で、「勝負」にこだわってチームを仕上げていきたいと思っています。

明日は抽選会です。楽しみでもあり、不安でもあるのが正直なところ。きっと抽選会後はグッと緊張感も高まることでしょう。でもこの緊張感が甲子園の醍醐味でもあります。そしてこれもまた「ご縁」です。2022年夏。赤堀颯主将の右手がどこの学校との「ご縁」を引き寄せるのか。楽しみでなりません。