本日県営あづま球場で開催された第105回全国高等学校野球選手権福島大会の2回戦、聖光学院の初戦は帝京安積高校と対戦し、9対2の7回コールドゲームで勝利しました。
聖光学院は初回、先頭の髙中一樹君と西本颯汰君が連続四死球でチャンスを作ると、4番三好元気君が犠牲フライを放って幸先よく先制します。2回にも二死から連続ヒットでチャンスを作ると、1番髙中君がレフト線を破る二塁打を放って2点を追加。このまま優位に試合を展開するかと思われました。
しかし、聖光学院の先発小室朱君が3回突如の制球難。降りしきる雨の中、ぬかるむマウンドで厳しい条件ではあったものの、二死二塁から連続四死球とワイルドピッチで1点を献上、4回も制球が定まらず、エースの安齋叶悟君を投入、試合は4回まで3対2と接戦となります。
夏の大会の独特の緊張感が漂うあづま球場。しかし、5回裏に一気に聖光打線が流れを掴みます。先頭の樽川遥人君が右中間フェンス直撃の二塁打で出塁すると、続く松尾学武君がセーフティバントを決め、さらに一死満塁とチャンスを広げると、9番安齋君がライト犠牲フライを放ちまず1点。さらに1番髙中君が三遊間を破ってさらに1点を加えると、2番西本颯汰君がヒットで繋ぎ二死満塁。ここで3番杉山由朗君が右中間を深々と破る走者一掃の三塁打を放ってこの回一挙5点。試合を決定づけます。
6回にも緑川竣風君のタイムリーで1点を挙げた聖光学院は、主戦安齋君が帝京安積高校打線の反撃を無得点で凌ぎ、7回のマウンドには大会前のメンバー変更でベンチ入りした2年生の高野結羽君が公式戦初登板。高野君は帝京安積打線を三者凡退に抑えて、初戦を苦しみながらも勝利しました。
聖光学院の次戦となる3回戦は18日(火)となり、学法福島高校と須賀川桐陽高校の勝者と対戦します。皆様、ご声援よろしくお願い致します。