本日県営あづま球場で開催された第106回全国高等学校野球選手権福島大会の準々決勝は、いわき湯本高校と対戦し、8対6の大激戦を制してベスト4進出を決めました。

聖光学院は2回表、先頭の木村秀明君がレフトへの二塁打で出塁すると、続く志田隆之助君の内野安打でチャンスを作ると、失策と佐藤羅天君のスクイズで2点を先制します。

しかしその裏、2本のスクイズで同点に追いつかれると、3回にもタイムリーを放たれて勝ち越しを許します。

しかし6回表、一死ニ・三塁のチャンスを作ると、今大会ラッキーボーイ的な活躍をみせる萩原大幹君がセンターへの犠牲フライを放ち、さらにセンターからサードへの送球がそれて二塁走者も生還となり、逆転に成功します。

何とか守備からリズムを作りたい聖光学院ですが、その裏またも大ピンチを迎えます。一死から内野安打と四球で一・二塁とされると、続く1番打者にライト線への二塁打を放たれてまず1点、さらに2番打者のスクイズを捕球した2番手古宇田君の送球が悪送球となって2点を献上。4対6と逆転されてしまいます。

非常に苦しい展開となったこの試合、しかし終盤聖光学院が見事な粘りをみせます。7回表、先頭の佐藤羅天君がレフトオーバーの二塁打を皮切りに、二死二・三塁のチャンスを作ると、3番の菊地政善君が三遊間を鋭く破る2点タイムリーを放ち、同点に追いつきます。

そして迎えた9回表、先頭の竹田一遥君がレフト線へ二塁打を放つと、2番佐山瑞來君が死球で出塁し、これを3番菊地君が送って一死ニ・三塁の大チャンス。4番木村君は打ち取られますが、5番の志田君が初球をセンター右に運ぶ起死回生の三塁打を放ってついに勝ち越しに成功します。

最終回は古宇田君が気迫の投球でいわき湯本打線を抑え込み、苦しい苦しい一戦に勝利しました！

夏の厳しい一戦でさらに覚悟が高まったであろう聖光ナイン、次戦は27日に磐城高校と東日本国際大昌平高校の勝者と対戦します。皆様、ご声援宜しくお願い致します。