野球部「2024 夏甲子園」エース高野11奪三振も惜敗!

本日阪神甲子園球場で開催された第106回全国高等学校野球選手権大会1回戦は、山形代表の鶴岡東高校と対戦し、1対2で敗れ、3年連続の初戦突破はなりませんでした。

聖光学院の先発はエース高野結羽君。高野君は初回2本のヒットを許しピンチを迎えますが、相手の主軸打者を打ち取ると、2回も2三振を奪う素晴らしい立ち上がり。

しかし、3回表先頭打者に安打を放たれると、1番打者の送りバントを高野君がジャッグルして無死一・二塁の大ピンチ。2番打者に送りバントを決められ、二・三塁となりますが、高野君は3番打者を三振に斬ってとる粘りのピッチング。しかし、4番打者をツーストライクに追い込みますが、低目のスライダーを狙った3球目がわずかに浮いてレフト前ヒットを許し、2点を先攻されてしまいます。

高野君は4回にも先頭打者にヒットを許しピンチを迎えますがこれを凌ぐと、尻上がりのピッチング。5回以降は被安打1、四球1と相手打線を完璧に抑え込みます。

一方打線は、初回先頭の竹田一遥君がライト前ヒットで出塁しますが、バントの名手2番佐山瑞來君がまさかのスリーバント失敗。竹田君の盗塁でスコアリングポジションに走者を進めますが、後続が断たれ無得点。2回にも先頭の志田隆之助君がヒットで出塁しますが、6番萩原大幹君の送りバントが二塁封殺となるなどちぐはぐな攻めでなかなか流れを掴めません。結果的に序盤のチャンスを掴めなかったことで、相手主戦投手を波に乗せ、以降3イニングは三者凡退に終わります。6回、7回と走者を出しますが打線が繋がらず、なかなか点数を奪えません。

しかし迎えた8回、先頭の代打この夏初登場の村上広樹君がツーストライクから食らいついてライト前ヒットを放つと、続く1番竹田君もセンター前ヒットで続き、チャンスを広げます。ここで2番佐山君が今度はきっちりと送って一打同点のチャンスを迎えます。ここで期待された県大会絶好調の菊地政善君でしたがボテボテのサードゴロ。この間に三塁走者が生還しますが、4番木村秀明君はピッチャーゴロに終わってこの回1点どまり。

試合はいよいよ9回の攻防に移ります。9回表に古宇田烈君が3人で鶴岡東の攻撃を退けると、その裏一死から代打の鈴木颯太君がセンタ前ヒットで出塁、続く佐藤羅天君がレフト前ヒットで繋ぎ、一打逆転のチャンス。しかし、最後は青柳羽瑠君がショートゴロダブルプレーに倒れゲームセット。東北同士の大接戦に聖光学院は惜しくも敗れ、初戦突破はなりませんでした。

しかし、エース高野君は11奪三振の好投、打線はここ1本が出なかったものの、最後まで食らいつく粘りを見せるなど、多くの甲子園ファンを沸かせる戦いを見せてくれました。

皆さまには今夏も大変多くのご声援・ご支援を頂きました。本当にありがとうございました。1か月後には新チームの秋季大会を迎えます。今後もご声援をよろしくお願い致します。