野球部「2024 秋」準々決勝は初回4失点も見事な逆転劇で4強進出!

本日いわきグリーンスタジアムで開催された第76回秋季東北地区高等学校野球福島県大会は、夏の県大会でも激戦を演じたいわき湯本高校と対戦し、13対5の7回コールド勝ちでベスト4進出を決めました。

聖光学院の先発は大嶋哲平君。しかし、大嶋君は先頭打者にヒットを放たれると、2番打者に送りバントを決められ、3番打者を三振に斬ってとるものの、4番打者の投手ゴロを大嶋くんが弾き、これが内野安打となってしまいます。ここで5番打者を歩かせて二死満塁となったところで、6番打者にセンター前タイムリー、7番打者にレフトオーバーの二塁打を放たれて、一挙4失点してしまいます。

初めて先制を許し、しかもその差は4点。非常に苦しい立ち上がりとなりましたが、聖光ナインは全く動じません。

その裏、今日1番抜擢の坂元壱君がセンター前ヒットを放ち、2番猪俣陽向君が送りバントを決めると、3番菊地政善君のサードゴロが送球エラーを誘って一死一・ニ塁とすると、ここで相手投手がボークを犯し、ニ・三塁とすると、今日スタメン抜擢の遠藤颯斗君が追撃のレフト前ヒットとなる2点タイムリーヒット。さらに6番の石澤琉聖君が四球を選び、続く7番の仁平大智君の犠牲フライで1点を追加します。

そして2回裏、聖光学院が怒涛の攻撃をみせます。先頭のこれまた今大会初スタメンの細谷丈君がセンター前ヒットで出塁すると、大嶋君がしっかり送り、続く坂元君が四球を選ぶと、2番猪俣君が左中間を深々と破る逆転の三塁打を放ちます!さらに菊地君も左中間を破る二塁打を放つと、二死後遠藤君が2打席連続のタイムリー、石澤君が四球を選ぶと、7番仁平大智君がセンターオーバーの二塁打を放ち、この回一挙6得点。3本の長打を含む5本のヒットを集中させる素晴らしい攻撃をみせます。

こうなると大嶋君の立ち直りが期待されます。その大嶋君は2回、3回を無失点に抑えるものの、4回に再び1点を失うと、ここで降板。本調子のピッチングには程遠い内容となりましたが、打線に助けられお役御免。5回から1年生の古谷野太心君にスイッチします。

古谷野君は過去2試合2イニングを無安打に抑える完璧な投球をしていましたが、今日も絶好調。5回表を三者凡退に抑えると、その裏一死から細谷君がこの日2本目のヒットで出塁すると、二死二塁となった後、一番坂元君がセンター前タイムリーを放ち1点を追加、古谷野君が6回表も三者凡退で斬ってとると、その裏二死から今日好調の遠藤君に代打髙木星輝君を送ると、髙木君はしぶとく内野安打を放って出塁。さらに連続四球から満塁とすると、細谷君が今日3本目となる2点タイムリーヒットを放つと、流れを呼び込んだ古谷野君も一・二塁間を破ってこの回3点目。一気にコールドスコアに引き離し、最後は古谷野君がいわき湯本の上位打線を1つの四球は与えたものの、3つの三振を奪ってピシャリ。3試合連続の無安打投球で大きくチームの勝利に貢献しました。

さあ、これでチームは準決勝に進出。相手は学法石川高校となります。試合は28日(土)にあいづ球場で開催されます。皆様、ご声援宜しくお願い致します!