野球部「2025 センバツ日記」自分を越えろ!

大会はベスト8を賭けた戦いに突入してきました。明日、早実戦。夏も初戦を勝てば早実と戦う組み合わせでしたが、ウチが初戦敗退で実現せず。好投手中村心大選手を擁し、夏春連続出場の強豪です。

出場校32校。一つ勝ってベスト16。今日の試合前ミーティングではこんな話しをしました。「今、ベスト16だけど、ウチは全国で16番以内に入っているチームか?」「明日勝ったら全国で8番以内のチームなのか?」そう問うと、選手たちは当然「違う」と言います。でも、本当に違うと思うのです。

大切なのは、「過去の自分を越えること」、「自分史上No.1を更新すること」だと思うのです。2月のキャンプ時に、選手たちにこう言っていました。「今のお前たちは、秋のお前たちには勝てない」と。身体も技術も成長しているはずなのに、やっぱり何かが違う。それほど、選手たちに邪心を感じていました。秋の結果を引きずっているのか。それとも甘く見ているのか。

でも、大阪入りしてから、チームは少しずつ変わってきました。そして初戦の前に「スッキリ」したのは前回書いた通り。粘り強い戦いに甲子園は沸き、聖光学院史上No.1試合と言ってくれる方もいる程の試合をすることができました。

明日の早実戦。「初戦のように」ではダメです。いい試合だったけど、でもまだまだ。大切なのは、「過去の自分を越えること」。「自分史上No.1を更新すること」。素晴らしい舞台で、素晴らしい相手が与えられたからこそ、存分に自分との戦いに挑んで欲しい、そう思います。

がんばれ、聖光学院の選手たち!