1学年で工学の基礎を学び、2学年から機械工学、プロダクト工学、情報工学の3コースに分かれて学んでいます。昨年度から学科再編し、新カリキュラムにより始まった「探究」ですが、資格取得、ものづくり、地域探究、部活動など生徒が選択して活動がスタートしました。
プロダクト工学は、ものづくりの基礎と合わせデザインについても学びます。「デザイン=絵が上手い、アートのセンスがある」など想像しがちですが、人の生活を豊かにするための「計画・意図・設計・図案」などもデザインとして位置づけられています。そのために柔軟な発想力やコミュニケーション力、問題解決力も必要になります。
多くの経験や体験をしてほしいことから、本校OGで山形市にある東北芸術工科大学企画構想科(2年)で学ぶ酒井梨紗さんに大学生活・学び、高校時代の進路活動など話をしていただきました。
さすがは現役の大学生、power pointの内容、デザイン、言葉選びも斬新で、クリエイターとして堂々とした姿が印象的でした。高校生にとって未知の大学生活の扉が開き、自由な空気を肌で感じ取れたとても有意義な時間でありました。
講演後のグループワークでは「ドラえもんに2番目に好物を与えるなら何?」をテーマにターゲットを設定し、その理由などを話し合い発表しました。一見、お遊びのようなテーマでありましたが、本気でテーマに向き合う姿勢が必要で、常識に縛られすぎず柔軟な感性が必要なことを学びました。多様性という言葉をよく耳にする時代、これから求められるスキルであり、感性を磨き豊かにすることが大切ですね。忙しい中、貴重な時間を割いて準備、講演してくれた酒井先輩、本当にありがとうございました。
6月22日には、午前は東北芸術工科大学のキャンパス見学、体験授業。午後はIKEA仙台の見学をしてきます。
「くだらないことに全力を尽くす奴が、いっちゃん強い」