産経新聞社が主催する第25回PROMISE約束エッセー大賞において、本校2年生の山浅龍之介君(普通科進学コース)が「10代の約束賞」を受賞しました。同賞は全国で5点しか受賞できない栄えある賞です。
山浅君のエッセーの題名は「彼」。山浅君はもともと秋田県の出身でしたが、中学入学と同時に宮城県仙台市に転校しました。「彼」とは幼馴染で、中学転校時には励ましの言葉を受けて、山浅君は仙台の中学校での生活を始めました。
慣れない環境の中、様々な苦労があった山浅君。しかし、そこで励みになったのは「彼」との「いつか大きな舞台でまた会おう」という「約束」だったと言います。
しかし、本校に進学した山浅君のもとへ、両親から電話がかかります。それは突然で、あまりにも悲しい報告でした。
「彼」が亡くなった・・・。
山浅君は、彼の死に対し、何もできなかった自分を責めました。
そして山浅君は決意します。「もう同じ約束は果たせない。あいつの分まで戦って、大きな夢を、舞台を見せてやる!」
山浅君は今、本校の野球部に所属し、捕手として活躍しています。1年生ながら昨秋からベンチ入りを果たし、昨日始まった春季県大会の予選でもメンバーとなり、公式戦デビューも間近です。
亡くなった「彼」のためにも・・・山浅君の今後の活躍を心から祈ります。
そして「彼」との約束を是非とも果たして欲しい。心から応援したいと思います。山浅君、受賞おめでとうございます