「2024甲子園日記」第3回 さあ開幕!

今年の日程は大会5日目の第3試合。去年は開幕日の第2試合でしたから、開会式の記憶がほとんどないんですね苦笑。もう試合のことで頭がいっぱい。開会式を3塁側のスタンドで観たことだけは覚えていますが、そのあとどこで選手と合流したのか、どうやってアップ会場である室内練習場に移動したのか。全く記憶にないんです。

でも試合日まで日数がありますから、今年はゆっくりと開会式を堪能。自然体でなかなかいい行進だったのではないでしょうか。やっぱり観客が入った甲子園球場は独特の雰囲気。甲子園に来た!さあ始まった!と気持ちが盛り上がってきました。

今年のチームは2学年上に甲子園ベスト4の赤堀世代、1学年上が高中世代という先輩を持つ世代です。赤堀や高中など強烈な個性を持つ選手がいない中で、なかなか掴みどころがない感じで時が流れてきました。確かに投手力はあるけど、チーム力としては・・・。夏は厳しいんじゃないか、そんな風に感じていたんですね。

しかし、6月の東北大会が終わった後、チームの空気が一変していく出来事があったんです。それがBチームとの紅白戦でした。聖光学院は夏前に壮行試合をやるんですが、これは両チームともレギュラー選手同士の試合。その約1か月前の6月、BチームのレギュラーとAチームのベンチ入り外を含む控え選手との試合を行いました。

この試合がもう、凄くカッコ良かった。何が良かったって、3年生の控え選手のボールへの食らいつき、執念、積極性、本当に素晴らしかった。ベンチにいたレギュラー選手が感動して涙を流すほど・・・。控え選手のエネルギーがレギュラー選手の心を動かし、一気にチームがまとまり、夏へと向かっていった・・・。そんなきっかけとなった1日でした。

さあ、甲子園が始まりました。今日の練習はオフにしましたが、明日から最終調整にはいります。しっかり練習して初戦に向けて準備します!