甲子園日記 8月21日
赤堀颯、魂の叫び。「みんなと同じ涙を流せたことが一番嬉しい。これからの聖光学院のために、夏の甲子園で勝つチーム、そういう血液をチームに持ち帰ると決めてやってきた。(三好)元気、(髙中)一樹、(杉山)由朗、(小松)桜吏、お前たちの代に必ず日本一の聖光学院にしてくれ!今までみんな、ありがとう!」
聖光NEWS
甲子園日記 8月21日
赤堀颯、魂の叫び。「みんなと同じ涙を流せたことが一番嬉しい。これからの聖光学院のために、夏の甲子園で勝つチーム、そういう血液をチームに持ち帰ると決めてやってきた。(三好)元気、(髙中)一樹、(杉山)由朗、(小松)桜吏、お前たちの代に必ず日本一の聖光学院にしてくれ!今までみんな、ありがとう!」
本日阪神甲子園球場で開催された第104回全国高等学校野球選手権大会の準決勝は、仙台育英高校(宮城)と対戦し、4対18と大差で敗れ、初の決勝進出はなりませんでした。
聖光学院の先発は初戦で好投した小林剛介君。小林剛君は先頭打者にセンター前ヒットを放たれると、2番打者にもヒットエンドランを決められ、いきなりの大ピンチを迎えます。しかし、3番打者をサードゴロに打ち取ると、4番打者の時にスクイズの空振りでサードランナーをアウトにすると、その打者をセカンドゴロに打ち取ってピンチを脱します。
本日阪神甲子園球場で行われた第104回全国高等学校野球選手権大会の準々決勝は、熊本代表の九州学院と対戦し、10対5で勝利して、見事初のベスト4進出となりました!
聖光学院は初回、先発の佐山未來君が3番打者にセンター前ヒットを放たれて1点を失います。しかしその裏、聖光打線が猛攻を仕掛けます。先頭の赤堀颯君が4試合連続の先頭打者安打で出塁すると、2番髙中一樹君のバントが内野安打となって無死一・二塁とすると、3番安田淳平君がきっちり送り、二・三塁とチャンスを広げます。ここで4番三好元気君がインコースのストレートをジャストミートすると、これがレフト線の二塁打となって逆転に成功します。さらに山浅龍之介君が死球で出塁し、6番狩野泰輝君のセーフティバントが決まって満塁とすると、7番伊藤遥喜君がセンターへの犠牲フライで1点を加点、続く生田目陽君が詰まりながらセンター前へ持っていきさらに1点、そして赤堀君の時にワイルドピッチがあってこの回一挙5点を奪います。 続きを読む →
甲子園日記 8月17日
百聞は一見に如かず。今の時代は何でも「見る」ことが可能です。インターネットで検索すればどこの国のどんな景色も「見る」ことができます。
甲子園に行くと「本部役員」という方がおり、各県の高野連理事長OBなどが、球場入りから試合後までいろいろとサポートしてくれます。今大会はすべての試合で元福島県高野連理事長の宗像治氏(元福島高校など監督、磐城高校準優勝メンバー)が聖光学院の担当としてついてくれています。やはり長年福島県高野連の発展のためにご尽力された方が甲子園でも側にいてくれるのは心強いです。その宗像先生が敦賀気比戦前に、こんな話をしてくれました。「ベスト4以上にいくと、見える世界が変わる」と。
本日阪神甲子園球場で開催された第104回全国高等学校野球選手権大会の3回戦、対敦賀気比戦に8対1と圧勝し、ベスト8進出を決めました!
先攻の聖光学院は、先頭の赤堀颯君が3試合連続となる先頭打者安打を放つと、2番髙中一樹君がしっかり送り、3番安田淳平君を迎えます。安田君は2球目の変化球をとらえると、右中間を破る先制のタイムリー二塁打を放ちます。
甲子園日記 8月15日
神奈川、そして横浜超え。過去5回跳ね返されてきた壁。やってくれたのはやはり、このチームでした。試合は序盤から攻めました。わずか3球で先制点。実は初戦日大三高の左投手にタイミングを狂わされ、バッティングを崩していたのが3番の安田淳平でした。試合までの4日間、悩みに悩んでいたのですが、試合前日の練習でようやく吹っ切れたのか、快音を連発。横浜戦のキーマンは安田、しかも1打席目に注目をしていました。その安田が迷いなく初球のスライダーをセンター前にタイムリーヒットを放ってくれたことが、この試合の流れを作ってくれたことは間違いありません。
本日阪神甲子園球場で開催された第104回全国高等学校野球選手権大会の2回戦は横浜高校(神奈川県)と対戦し、3対2で勝利し、3回戦進出を決めました。過去神奈川県勢とは5度対戦しすべて敗戦し、福島県勢としても8戦全敗と相性の悪い対戦となり、新たな歴史を作るという意味でも、試金石となる試合となります。
甲子園日記 8月13日
守・破・離。聖光学院でよく使う言葉です。剣道や茶道などで、修行における段階を示したものです。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の教えなどについても考え、自分に合ったより良いものを取り入れ、心技を発展させて既存の型を破る段階。そして「離」は一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立する段階とされています。聖光学院では「守」を1年生、「破」を2年生、「離」を3年生と位置づけています。
甲子園日記 8月12日
敗戦と敗北。負けるという意味では同じですが、敗北の「北」には、二人の人が背を向け合っているさまを示し、「相手に背を向ける」「背を向けて逃げる」の意味を持ちます。「敗戦感」とは言いませんが、「敗北感」と表現することはよくありますよね。
甲子園日記 8月11日
昨日の夜のミーティングで、選手らの満面の笑顔を見ることができました。ミーティング会場には拍手も湧きおこり、ホッとした表情も見られました。
それはなぜか・・・。初戦勝利校に課せられるPCR検査の結果報告でした。「全員陰性確認!」その瞬間、大いに盛り上がったというわけです。大阪入りしてからも、選手はホテルのエレベーターを使用せず、併設されるコンビニエンスストアへも行くことなく、同宿の富島高校と動線を分け、とにかく感染対策第一に過ごしてきました。気を抜くことはできませんが、最悪を想定せず、次戦に挑むことができそうなのは何よりです。